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妊娠中は保湿ケアが大切!その理由と保湿ケアの方法を助産師が解説

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妊娠中、妊娠線や肌トラブルを予防するため保湿をしたほうがよいといわれています。そこで、助産師の高杉絵理さんに、妊娠線ができるメカニズムや保湿が大切な理由、そして保湿ケアの正しい方法について教えていただきました。

教えてくれたのはこの方

高杉絵理さん
高杉絵理さん看護師、助産師、保健師の資格を取得。総合周産期母子医療センターの産科やNICU、産科クリニックで経験を積む。現在は世田谷区の保健センターで妊婦さんやママたちの相談業務に携わる。助産師にオンラインで相談できる「助産師サロン」も運営。自身も1児の母として育児に奮闘中。 オンライン助産師サービス「助産師サロン」

妊娠中の保湿が大切な理由

妊婦さんのお腹

妊娠中、妊婦さんのからだは赤ちゃんの成長にともなっておなかが大きくふくらみますが、大きくなると皮膚が引っ張られて、その伸びによって肌が傷つき、白いひびわれたような亀裂が残ることがあります。これを「妊娠線」といいます。

そこで妊娠線を予防するためにおなかなど肌を保湿することが大切です。さらに妊娠中はホルモンバランスの影響で乾燥やかゆみなどの肌トラブルが起こりやすくなりますが、保湿はそれらを予防する効果も期待できます。

保湿をしたからといって妊娠線を必ず予防できたり、乾燥やかゆみなどが全く起こらないということではありませんが、できるだけ対策をしておいて、最小限にできるといいですね。

なお、急激な体重増加も妊娠線の原因となることがあります。保湿でケアするとともに、適切な体重管理も心がけましょう。

妊娠線はできてしまうと残ってしまうものの、出産後、少しずつ薄くなっていきます。産後3ヵ月くらいになると白っぽくなって目立たなくなるので、あまり神経質になりすぎず、おおらかに考えるようにしましょう。

妊娠線を予防するケア方法

妊娠線の予防ケア

妊娠4~5ヵ月ごろから、妊娠線を予防するための保湿をしながらのマッサージをはじめてみましょう。新陳代謝がアップして皮膚がやわらかくなるのでハリが保たれ、妊娠線ができにくくなります。バスタイムか、お風呂上がりなどにクリームなどを塗りながらマッサージをするといいですね。できてしまった妊娠線を目立ちにくくする効果も期待できます。

クリームを手にとったら、下から上へ、内側から外側へとやさしく手のひら全体をつかってマッサージをします。妊娠線はおなかやおしりだけでなく乳腺の発達するバストや、脂肪がつく太もも、二の腕などにもできることがあるので、それぞれに10回ずつぐらいおこないましょう。力を入れすぎず、やさしくおこなうのがポイントです。疲れていたり時間がなかったりしてマッサージするのが難しいときなどは、全身を保湿するだけでもいいと思いますよ。

まとめ

おなかが大きくなるにつれてマッサージや保湿をすることに負担を感じるかもしれません。低刺激で保湿力が高いタイプの保湿剤を選んで、1日1回で済ませられるとよいですね。

また、どんなにケアしていても妊娠線はできてしまうことがありますが、産後は白く目立たなくなってきます。リラックスしておおらかな気持ちで保湿ケアをおこないましょう。

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