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育休経験者のパパにインタビュー!パパにとっての「育児休業」とは?

あんな
この数年、パパの育休取得への関心が高まっているわ!これからは、実際に取得する人も増えてくるんじゃないかしら…?だから、パパの育休取得から職場復帰まで、どんなことがあるのか気になるわよねぇ。
そこで、育休をとった現役パパにリアルな経験談を聞いてきたわよ~。育休をとったきっかけや、育休中の過ごし方、パパやママに起こった変化や気づきまで、たっぷり教えてもらいましょ!
赤ちゃんとパパ公園スナップ写真

目次
・育休取得のきっかけと育休までの準備編
・育休中のパパ奮闘編
・育休後の変化編

子どもの成長を見逃したくない!
~育休取得のきっかけと育休までの準備編~

赤ちゃんパパカメラ目線

お話を伺ったのは、通信キャリアの人事職に就く長坂さん。2021年3月に初めての赤ちゃんが誕生し、3~6月の約3ヵ月間、育児休業を取得しました。さっそく、育休をとるまでの準備期間のお話を聞いてみましょう!

――育児休業をとろうと思ったきっかけを教えてください。

育休取得を選んだ理由は大きくふたつあります。ひとつ目は、限られた乳児期間を子どもと一緒に過ごしたかったこと。以前から先輩に「子どもの成長は早いけど、特に乳児期は一瞬」と聞いていたので、特にこの時期を見逃したくないという思いが強くありました。

そしてふたつ目は、ママとパパで育児スキルの差を出したくなかったことです。そう思うようになったのは、妻の体が変化していくのを感じたり、日常会話でも子どもの話題が増えてきた、妊娠5ヵ月頃です。

子育てを自分事として捉えるようになり、「そもそも育児は夫婦で一緒にやるべきもの。妻だけに任せていいのか?」と考えるようになりました。そこからはあまり悩むことなく、「育休をとって、夫婦で一緒に子育てをしよう!」と決意しました。

――育休取得にあたって、職場の理解や仕事の面での準備などはどうでしたか?

出産直後から育休をとりたいと思っていたのですが、それがちょうど3~5月の仕事の繁忙期でした。

そのため、早めに会社に話をしておくべきだと思い、妊娠5ヵ月頃の9月には上司に育休取得の相談をしました。幸い、会社が男性の育休取得率を上げようという方針だったこと、上司の理解があったこともあり、「しっかり育児しておいで!」と気持ちよく受け入れてもらえ、ホッとしたのを覚えています。

その後、同僚や業務で関わる人たちにも順次報告し、徐々に引継ぎもスタート。その際、早い段階でメールや電話のやりとりを後任に担当してもらうなど、僕は一歩下がって仕事をすることを意識していました。同時に、ToDoリストを作っておくなど、僕が育休に入った後もメンバーが困らない状況を整えておく工夫もしました。

事前に調整が必要なことはたくさんありましたが、約6ヵ月準備期間があったので、丁寧かつスムーズに引き継ぎができ、安心して育休に入ることができました。会社に早く意思を伝えられたのが良かったのだと思います。

パパ200人アンケート①

育児休業を取得したいと思っていますか?

※アンケート:「育児取得」に関するアンケート/プレパパ・パパ201名に実施(2021年8月実施)

あんな

現役パパとこれからパパになるプレパパ201人に聞いてみると、育児休業をとった、またはとりたいと思っている人は、約3割いることがわかったわ!理想の育休期間は、2週間~可能な限りとばらばらだったけど、3ヵ月を希望している人が多いみたいね。
ただ、育休は取得したいけど、「業務上難しい」、「会社に育休制度がない」と、はがゆい思いをしているパパがたくさんいるのも現状みたいね~。

想像通りにいかない子育てにアタフタ……
~育休中のパパ奮闘記編~

パパが赤ちゃんにミルクを上げている

――実際に育休中はどんな風に過ごしていましたか?

今まで夫婦だけでのんびり過ごしていたのが、子ども中心の生活に一変!おむつ替えやミルク、泣いたときの対応や、お風呂にお散歩……。子どものお世話だけで一日が過ぎていく感覚でした。
子育ての大変さは覚悟していたのですが、正直、想像以上。想定外のことが次々と起きる育児は、ある意味仕事よりもハードでした。

特に大変だったのは、まとまった睡眠がとれないことです。夜泣きや夜間の授乳の対応も交代でやっていたのですが、細切れ睡眠がこんなにもきついとは……。私も辛かったですが、妻はそれ以上だったと思います。

パパが赤ちゃんを抱っこひもでだっこ

育児は役割分担せず、“やれる方がやる”というスタンスでしたが、お皿洗いと洗濯は僕、料理は妻というように、家事は分担をしていました。それぞれが得意なことを担当したので、無理なく生活をすることができ、お互い余計なストレスをため込まずに済んだのは良かったと思います。

育児は決して楽では無かったですが、着替えの時に足がむちむちしてきたことにきづいたり、毎日の抱っこで少しずつ重たくなっていくのを感じたりと、子どもの成長を日々実感でき、とっても幸せな時間を過ごせました。

――ママとの関係やコミュニケーションに変化はありましたか?

パパママ赤ちゃん写真

特に最初の1ヵ月は、出産による妻の疲労が目に見えて伝わってきたので、なんとかサポートしたいと思っていたのですが……。初めての育児はとにかくわからないことだらけ。妻の望んでいることがわからず、コミュニケーションがうまくいかないこともよくありました。

そこで僕は、「ママに言われなくてもできるパパ」を目指すことをやめて、何をしてほしいか妻に直接聞くことに。そうしたら、育児も夫婦のコミュニケーションもスムーズにいくことが増えました。

先回りして育児ができたらかっこいいんですが、それよりも意志を伝え合って協力していくことのほうが大切なんだと気が付きました。特に大変な時期を一緒に乗り越えたことで、2人の間にひとつの“チーム”のような感覚が芽生え、新たな信頼関係が築けました。

あんな
初めての育児でわからないことだらけなのはお互いさまよね~。育児生活においては、自分だけでなんとかしようなんて思わずに、今相手が求めていることを単刀直入に聞いてしまうことが、お互いストレスなく過ごせるコツみたいね。
育児にスマートさは不要!不器用でも、「育児を2人でやろう」という思いと言動が、夫婦の絆をより強くするのかもしれないわね~。

育休があったから気づけたこと!
~育休後の変化編~

――育休をとる前ととった後で、何か変化はありましたか?

育児の大変さを、身を持って体験できたので、子どもを大切にする思いや、妻への感謝の気持ちがより一層強くなりました。親になった実感と責任も、深く感じられたと思います。

また、仕事に対する姿勢にも変化がありました。復職後は、仕事を早く終わらせ家族の時間にあてられるように、仕事の効率化を徹底。プライベートが充実していると、仕事もはかどります。オンとオフ、メリハリをしっかりつけることで、今まで以上に楽しく幸せな日々を過ごせています。

そして育休中に培った育児スキルは、仕事にも活かせているように感じてます。
例えば、仕事で予期せぬことが起きたときのメンタリティ。赤ちゃんと生活をしていると、想定外のことばかり起きて、予定通りに物事が進むことなんてほぼありません。でもそんなときも臨機応変に対応していかなければならない。

この日常の繰り返しのおかげで、仕事で何か起きたとしても「何とかするぞ」という覚悟が付きましたし、物事を柔軟に考えられるようになりました。

パパ200人アンケート②

育児休業を取得するのに不安はありますか?

※アンケート:「育児取得」に関するアンケート/プレパパ・パパ201名のうち、育児休暇を「取得した」「取得しようか検討中」「取得予定」を選択した64名に実施(2021年8月実施)

あんな

育児休業を検討中のプレパパも、半数以上の人が取得するのに不安を抱えているみたいね~。特に、「職場の理解が得られるか」、「収入の減少」、「復帰後パフォーマンスが落ちないか」という点を気にしている人が多かったわ。でもさっきのパパが言ってたみたいに、育児で培ったスキルは仕事にも活きるみたいよ!長い目で見たら、育児休業をとることは仕事にも役立つんじゃないかしら?

――最後に、育休をまだ検討中のパパたちや、どうしても育休をとれないかも……と感じているパパたちへ、メッセージをお願いします!

それぞれに考えがあると思いますが、僕は育児休業をとる選択をしました。育休の感想を一言で言うと“とってよかった”。周囲に同じように育休をとったパパは少ないですが、僕は後悔することはひとつもありませんでしたし、周りにもどんどんすすめていきたいです。

僕は3ヵ月育休をとりましたが、長期間とるのが難しいのなら、2週間、3週間でもいいと思います。とはいっても、会社の事情などで、容易に育休をとれない方もいらっしゃるはず。育休はあくまで手段であって、目的は育児をすることです。育休がとれなかったとしても、出社前や帰宅後、休みの日などに育児の時間を確保して、今しか見られない子どもの成長を、ぜひ肌で感じてほしいと思います!

まとめ

・育休をとると決めたら、できるだけ早く会社に相談を
・育児中の、わからないこと、やってほしいことはパートナーに聞くのが一番
・育休をとってもとれなくても、育児の時間を確保して自分の肌で感じよう

「パパが育児休業をとる」という選択肢があるだけで、夫婦で子育てについて考える機会や、もっと協力し合えることが増える!

あんなあんな
育休を通して、子供の成長を見守れたのはもちろん、ママとの信頼関係が強くなったり、メリハリのある生活が送れるようになったりと、いいことがたくさんあったみたいね~!
もちろん育休は選択肢のひとつ。最終的に育休をとらなかったとしても、夫婦で育休について話し合うことができれば、お互いの育児に対する意識も高まるはずよ!大切なのは、協力して育児をすること。2人で育児の大変さとおもしろさを共有して、夫婦の絆をぐぐっと深めてちょうだいね~! 

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